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トラブル続き

 投稿者:ryou  投稿日:2006年 4月26日(水)21時41分10秒
  トラブル続きの鉄道ですが、今度は大阪で起こりました。4月26日8時25分頃、大阪市営谷町線文の里駅300m手前を走行していた列車(22系電車6両編成)がバシーンという音とともに停止、乗客たちは線路を歩いて避難しました。どうやら電気系統のケーブルが外れ、これが電車に接触したのが原因のようです。その前の?ばかりのはパソコンの環境によって出てしまいました。そしてそのせいでちょっと短期間大量投稿となってしまってすみませんでした。  

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 投稿者:ryou  投稿日:2006年 4月26日(水)21時21分27秒
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JR山手線不通事故(負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 4月25日(火)23時05分54秒
  (概要)
2006年4月24日10時30分頃、東京都新宿区のJR山手線高田馬場駅付近で、大船発宇都宮行列車(E231系電車15両編成)の運転士が列車に異常な揺れを感じた。

(原因)
線路が最大5センチ盛り上がっていたため。線路下道路工事の影響と思われる。

(影響)
山手線が5時間半、埼京線が7時間半、湘南新宿ラインが終日運休し、32万人の足に影響。駅間で停車した山手線内回り列車1本約二千人の乗客が線路上を歩かされた。JR東日本は同種工法で施工中または計画中の工事28箇所を一時中断し、施工法の再検討を実施。

福知山線事故1年は、投稿や取材が来ない限り
おとなしく過ごそうと思っていたのですが、
世間が発生を後押ししたタイプの事故が大きく報道されたので、
その概要と考察を投稿します。

JR東日本と鉄建建設が共同開発した
HEP&JES工法、あるいはHEPが付かないJES工法は、
JR東日本線の盛土下に穴を明けて道路や水路を通す際の、
近年の標準工法として多くの実績を積み重ねています。
山手線で2か月に二度も電車を止めた主因にはなりましたが、
工法の欠陥というよりは、施工や現場条件の問題か偶然でしょう。

・JR東日本「建設プロジェクトを支える新技術」
http://www.jreast.co.jp/newtech/tech04_main.html
・鉄道ACT研究会「新技術の紹介/HEP&JES工法」
http://www.rail-act.org/hep_jes.html

例えば亜細亜大の佐藤講師は産経新聞で「線路下の基礎工事などは
本来、電車の走っていない夜間などに行うべきだ。」などとして、
JR東日本と新工法を批判、テレビのワイドショーも同様ですが、
そもそもJR東日本が新工法を開発し積極採用した理由を
考察しなければ、別の形で同種の事故が再発することになります。

まず第一に、「利用者」による通常ダイヤの死守要請。
この工法に限らず、列車を運休も徐行も迂回もさせずに、
ダイヤ通り動かしながら線路やその近接の工事をすることが、
「社会的」な要請とされ、技術開発もその方向を目指しています。
鉄道工事よりもっと身近な道路工事でも、同様だと思います。

その逆の動きが、首都高や東名高速で度々見かける不通工事であり、
旧国鉄の東海道新幹線半日運休や、JR西日本のローカル線運休という、
佐藤講師やワイドショーが要求する工事形態なのですが、
ものすごい苦情という名の文句や脅迫が当事者に降りかかるのでは。
事業者は無限の広報と謝罪に追われるか開き直ることになり、
末端社員への大きな負担が社会的にも会社的にも損失になるかと。

工事を列車が通らない夜間にやれば、今回の事故のみは防げますが、
2月20日の線路沈下での山手線不通は防げませんし、
工事費とともに「近隣住民」の苦情が増えて、こちらも手詰まり。
利用者の社会的な要請は、短絡的に書けば事故被害の拡大であり、
その意識が変わらない限り鉄道死傷事故の根絶は無理だと思います。

海外では地下鉄が平気で工事運休をかけたり、
路線の改良のために何か月も何年も運休するケースさえあり、
それはそれで問題で、日本とは事情や条件が違うと思いますが、
そういうことを許す文化が、事故の抑制には役に立ちますし、
これを絶対に許さない文化が、事故の発生を誘発すると思います。

(つづく)
 

京王線吉祥寺駅列車車止め衝突事故(負傷者3名)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 4月22日(土)10時16分36秒
編集済
  (概要)
2006年2月21日10時5分頃、東京都武蔵野市の京王電鉄井の頭線吉祥寺駅で、渋谷発吉祥寺駅急行列車(3000系電車5両編成・乗員2名乗客約200名)が車止めに衝突した。乗客3名が軽傷。

(原因)
列車が停車位置を通り過ぎたため。列車は駅構内ホーム途中で非常ブレーキにより停止、それを解除し再加速し、停止位置を行き過ぎた。

(影響)
事故後約50分間、井の頭線電車が数分の遅れ。

新宿も渋谷も吉祥寺も多摩動物公園も、
櫛形にホームが並ぶ「頭端式」な京王線ですが、
車止めの衝突事故は、他に記憶にないような。
事故のタイプとしては1992年の取手駅が近いと思いますが、
低速かつ乗客少数ということで負傷者も負傷度合も小規模で、
あるいは事実上、負傷者ゼロと見なせるレベルかもしれません。

「車両は旧式で、非常ブレーキ後は一時的に手動ブレーキが利かなくなる構造。」と、
日経新聞では早くも電車の欠陥を記事にしていますが、
44年間も渋谷〜吉祥寺間を往復し続けて事故歴ゼロの名車に
果たしてそんな欠陥が存在するのかどうか。
もし欠陥があれば、北陸鉄道や松本電鉄など地方私鉄4社で
同型車が第二の人生を歩んでいますから、
そちらにも影響が及ぶかもしれません。
 

ゆりかもめ車輪脱落事故(負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 4月18日(火)22時44分41秒
  (概要)2005年4月14日17時5分頃、東京都江東区の東京臨海新交通臨海副都心線(ゆりかもめ)船の科学館駅付近で、豊洲発新橋行列車(6両編成・乗員なし乗客約230名)の進行方向4両目右側の車輪がひとつ外れて停止した。

(原因)車輪のハブが折れたため。

(影響)ゆりかもめは16日まで全線が不通。車両点検のために23日まで、列車本数を2/3に間引く臨時ダイヤで運行の予定。週末のお台場への観光客と観光施設等に混乱や減収などの影響が出た。

マスメディアのお膝元の事故なので、大きく報道されています。
人的被害がありませんし、代替交通機関にも困りませんし、
そんなに大きく取り上げる価値があるの?という感想がひとつ、
新交通システムでは1993年10月のニュートラム事故以来の規模で、
しかも今までにないタイプの事故なので深刻だとの感想がひとつ。

駅出発直後の低速走行中での事故という好条件はあるものの、
トラックでハブが折れれば2002年1月の横浜母子死傷事故が起き、
高速鉄道で車輪が割れれば1998年6月のICEエシュデ事故が起き、
新交通システムではけが人ひとりと出さなかったことで、
その高コストと引き替えの安全性の高さは、証明されたと思います。
一方でそれがアダとなり、ゆりかもめを除く国内全事業者が
大赤字に苦しんで、愛知県では廃線が出てしまうのですが。

>4/14・ryouさん:
情報のご提供ありがとうございます。
横浜のシーサイドラインでのインシデントが伝わってないとか、
そんな重要な部品を目視検査で済ますとは何事かとか、
整備不良という言葉を用いたマスコミの事故叩きが、
臨時ダイヤが終わり4月25日を迎えるあと一週間は続くのでしょう。
 

ゆりかもめ脱線事故(負傷者なし)

 投稿者:ryou  投稿日:2006年 4月14日(金)22時10分50秒
  2006年4月14日17時すぎ、ゆりかもめ船の科学館駅で新橋行列車(7000系6両編成)が出発直後、突然4両目が脱線したようです。原因は車輪と車軸をつなぐボルトが何らかの異常が発生して脱線したものとみられていますが、その異常発生そのものの原因は私的に考えると整備不良による異常摩擦で車軸が折損してずれたか傾いたと考えられます。  

幕張車両センター電車脱線事故(負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 4月 8日(土)22時41分13秒
  (概要)
 2006年4月6日10時頃、千葉県千葉市のJR東日本幕張車両センターで、回送列車(113系電車10両編成)が分岐器上で脱線し、隣接線に停車中の車両(113系電車6両編成)に接触した。運転士2名にけがはなし。
(原因)
 脱線した回送列車の片側の運転士が赤信号を見落としたため。車両の洗浄のため編成両端の運転台それぞれに運転士が乗り、洗浄機設置箇所を往復していた。
(影響)総武快速線列車が2本運休。

電車が傾いた隣にもう1本電車がいる写真を見ると驚きますが、
本質的には本線列車の安全を脅かさない軽微なミスだと思います。
ただ、運転士を処分するだけでは何度もミスが再発しますから、
設備や作業の見直しまで対策が進むことを祈ります。

以下余談。次のような語句が使われた新聞記事に、
3箇所ほど違和感を覚えてしまうのは気のせいでしょうか。
 JR幕張車両基地で移動中の入れ替え列車が脱線、
 原因は運転士が交差点で信号を確認しなかったから。

>4/6・ryouさん:
情報のご提供ありがとうございます。
先月に大々的な引退報道があった湘南電車ですが、
なんだ千葉では色違いがまだ走ってるじゃないかと
別の観点で事故写真を見た人がいたとかいないとか。
 

京王京王線踏切事故(負傷者4名)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 4月 6日(木)23時28分19秒
  (概要)
 2006年4月5日21時30分頃、東京都世田谷区の京王京王線明大前〜代田橋間の踏切で、新宿発京王八王子行列車(7000系電車8両編成)と乗用車が衝突し、先頭車両の一部が脱線した。乗用車の乗員1名は死亡。

(原因)乗用車が踏切に進入したためと思われる。

(影響)当日夜の沿線の帰宅の足が奪われた。

当年表への掲載に値しない、単純な踏切事故だと考えています。
しかし、報道されたその後の京王電鉄の対応や利用者の行動に、
鉄道事故の誘発要因を感じたため、ここに掲載します。

新宿〜調布間の運転再開は翌日始発になったようです。
京王電鉄はJRや他私鉄での振替輸送を実施し、
新宿〜桜上水間で代行バス輸送を実施したそうですが、
読売新聞によると、なんとタクシーの利用者に対して、
その代金を後日に返還する措置を取ったとのこと。
また、沿線では翌日未明までタクシー争奪戦が繰り広げられ、
駅のタクシー乗り場には3時間以上の待ち行列ができたそうです。

京王の京王線やその支線と相模原線は、
止まると途方に暮れるしかない東急田園都市線やJR横浜線などと異なり、
JRの中央線と南武線、小田急の小田原線と多摩線、西武多摩川線、
京王井の頭線、多摩都市モノレールやそれらの接続バス路線などで
全線に渡り徒歩1時間以内のアクセスが可能な鉄道密集地。

俺様が利用してやっている鉄道は、俺様が思うとおりの定時運行が当たり前で、
そうならなければ原因がなんであれ、鉄道会社は加害者で俺様は被害者だ、
あるいは京王線を使わない帰宅方法を知らないし知ろうとしない、
または係員や周囲の人が案内しないし案内できない。
前者は鉄道係員の肉体的や精神的な被害を招き、
後者は鉄道に余計かつ無限の費用負担を招くはず。

タクシー代行輸送は自己中心的には嬉しい措置ですし、
都市鉄道事業者にも問題を金で解決できて楽な方法でしょうが、
ローカル線は別として、都市鉄道のタクシーでの安易な代替輸送は、
短視的には該当鉄道会社のイメージアップになる一方で、
長視的にはその衰退や事故誘発の要因を作りかねないと思います。

ロンドンやニューヨークの地下鉄がストライキ等で止まり、
利用者が困っている光景を日本のテレビ局が放送する場合はほぼ、
「も〜、やになっちゃうよ〜。」等のお気楽なセリフで
日本語での吹き替えがされていると思いますが、
そういう心構えが多くの鉄道利用者に広まることが、
鉄道事故の抑制に一部貢献するのではないかと思います。
 

スカ電脱線衝突

 投稿者:ryou  投稿日:2006年 4月 6日(木)13時41分47秒
  4月6日10時05分頃、JR東日本幕張車両センター内で徐行していた列車(113系電車10両編成)の先頭車が脱線し、左隣にいた別の列車(113系電車6両編成)に衝突し、双方の先頭車のガラスが割れるなど破損したようですが、回送列車ということで負傷者がいなくてホッとしました。運転士が信号を見落としたのが原因とみられています。  

路面電車とパトカー衝突

 投稿者:  投稿日:2006年 4月 6日(木)07時32分1秒
  一昨日、広島のローカルニュースで路面電車とパトカーが衝突するという事故があったと報道されていました。
別に死傷者が出たわけではありませんし、特に何か重要というわけではありませんが、まあ滅多に起こらない珍事ということでなかなか頭を離れません。

…なんだか本当にローカルなニュースで(Googleのニュースで検索したら、中国新聞の記事しかヒットしませんでした)すみません。
では
 

置き石脱線

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 4月 4日(火)21時41分7秒
  抹香鯨です。

>4/3・木村さん:
情報のご提供ありがとうございます。
バラストを置くだけで脱線転覆事故は起きないよ、という点は、
桜井氏と同じ考えです。それ以外はたぶんまるっきり異なりますが。

バラストだけで列車の脱線があり得ないという結論を得るためには
研究所レベルの大掛かりな実験と学者の知恵が必要だと思いますが、
硬貨がプレスできるレベルにある車輪とレールの間の圧縮力では、
小石など乗り上げられる前に文字通り「粉」砕されるでしょう。
実際に、線路への置石発生がローカルニュースの頻度であるのに、
脱線に至った事例を国内でも海外でも見かけないことを考えると、
重大事故の主因として扱うのは、困難だと思います。

噛み込みや巻き込みができる大きさであれば、脱線の危険性があり、
排水溝用コンクリート製品がそのミニマムサイズだと思います。
フタを置かれた1980年の京阪電車がたぶんまさにそれですし、
たしかその頃に、脱線復旧用の特殊鉄道車両を見たいがために
山陰のディーゼル急行を脱線させた鉄道マニアが使ったのも、
その本体だったと記憶しています。
たった130kg、たぶん家庭用衣装ケース程度の大きさの落石で
あんな脱線転覆事故が起きた2003年のかもめ号も、近い感じ。

逆に、車輪や車両が小さければ、そのミニマムサイズも小さくなり、
例えば工事用の小さいトロッコは、バラストでも脱線したりします。
またはバラストでも、昨冬に紀勢線電車が乗り上げた
安全側線くらいに盛られれば、さすがにかないません。

また、主因ではないが一要因になる偶然も考えられます。
2000年の中目黒や最近の神戸電鉄など、
置き石などなくても脱線するケースは皆無でないため、
そこに運悪くバラストやその粉砕跡でも残っていれば、
少なくともマスコミは置き石事故だと騒ぎ始めるはずですし、
それが分かりやすいので社会に受け入れられると思います。

置き石による電車の緊急停車の多発は、置き石で止めたというよりも
何らかの異物や衝撃を感じて列車を止めたら、その原因が置き石だった、
という流れが、報道で単刀直入に要約された結果だと思います。
列車の停止自体が安全行動ですし、他の不具合があるかもしれず、
あるいはバラストの粉砕や飛散による他者被害も考えられますし。
もし本当に運転士が置き石に恐怖感を覚えているのであれば、
鉄道総研か労働組合が科学的な分析に動き始めると思います。
 

バラスト置き石と脱線事故の関連性

 投稿者:木村  投稿日:2006年 4月 3日(月)17時29分36秒
  はじめまして、木村と申します。

さて、技術評論家の桜井淳氏のブログで、抹香鯨様のサイトが引用されました。
http://citizen-science.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/jr_de66.html

そこで、桜井氏は抹香鯨様の、「線路のバラストが置かれた程度では列車が脱線することは、まずあり得ない」とう発言を強調されていますが、現場の運転手が置き石に対して神経質になっている以上、何かしらバラストの置き石は問題になると思います。

私の住んでいる東海地方にも以前、線路への置き石が何度か発生し、そのため電車が緊急停車したとの報道がありました。
現実問題として、バラスト程度では電車は、それをはねとばすと思いますが、万が一バラストを乗り上げてしまった場合、重大な事故を起こしかねない危険性があると思います。

その点の考えをお聞かせいただければ幸いに存じます。
 

東急大井町線開扉事故(負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 3月15日(水)22時54分36秒
  (概要)
 2006年3月11日10時54分頃、東京都品川区の東急大井町線大井町・下神明間で、大井町発二子玉川行列車(8000系電車5両編成・乗員2名乗客約200名)の進行方向右側の扉が走行中に約60センチ開いた。

(原因)
 連結器のさびによる電気回路のショート。

(影響)
 該当列車は運休。東急は全車両の連結器を緊急点検した。

昨年8月の東京メトロ有楽町線でも似たことがあったような。
タラレバで空想を膨らませなければ軽微なエラーで済むものを、
わずか2日間で発表と原因究明と緊急点検まで終えた迅速さは、
近年の役所や会社の体制整備の賜物でしょう。
引き続きこのペースで安全確保と教訓活用に努めてもらいたいもの。
 

関東バス間引き運転(負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 3月15日(水)22時44分16秒
  (概要)
 2006年3月5日、東京都の関東バスが、少なくとも路線バス44路線で1か月あたり800本に及ぶ間引き運転を、2001年頃から実施していたことが、乗客からの苦情による国土交通省関東運輸局の調査で発覚した。

(原因)
 直接には道路渋滞のため。運行ダイヤの作成や乗務員と車両の準備において、道路渋滞を考慮していなかった。

(影響)
 関東バスは2006年2月20日に所要時間延長と便数削減のダイヤ改正を実施、社員がバス停で運行調査を実施。

本件は鉄道でも事故でもありませんが、
鉄道事故の誘発と大いに関係がありそうなのでここに載せます。
報道では関東バスがダイヤ通りの運行をしなかったことを叩き、
国交省は同様の理由で一部車両運行停止の処分をするそうです。

昨年4月のJR西日本の尼崎事故では、
「過密ダイヤ」の死守を事故の遠因と見る意見がたくさんあったのに、
ここではそれと同様だと思われるダイヤを死守しなかったことが
非難や処分の対象となりました。

処分は法律の規定により行わればならないため、
その事由はダイヤ違反としなければなりませんが、
新聞やテレビが、国の記者発表の内容を単に垂れ流し、
処分事由のままで事業者を非難したことは残念でなりません。

輸送の本質は時刻表遵守ではなく乗客の安全なのでは。
直接的な要因である道路渋滞の慢性化について、
改善の権限を一手に持つ行政(特に警察)の責任はないのか。
そもそも処分該当路線のような待たずに乗れる頻発路線に
鉄道やローカルバスと同じような時刻表が必要かどうか。
ブログやネットの掲示板ではだいぶ異議が沸いており、
むしろそちらが良識に従っている気がします。

関東バスがJR西日本と同じ事後対策を打ったのは報道前ですが、
報道を風化させる前に、なぜバス会社がそういう行動に出たのか、
考察しておかないと各地で同様の事件が再発すると思います。
タクシー業界では影響が顕在化していると思いますが、
事後監視なき事前規制の緩和推進が乗合自動車事業を蝕んでないかと。
例えば運転手の待遇や勤務環境の悪化が止め処なく続いており、
大都市近郊や公営の路線バスの雰囲気が荒んでいるような気が。
 

宮島連絡船試運転便桟橋衝突事故(負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 3月15日(水)22時41分59秒
編集済
  (概要)
 2006年2月26日13時5分頃、広島県廿日市市のJR宮島口駅(連絡船)付近で、試運転便(フェリーみやじま丸・乗員3名)が宮島松大汽船の桟橋に衝突した。

(原因)
 船のスクリューが護岸付近の海底の石に接触して故障し、操船不能になったため。小型旅客フェリーでは国内初の新型電気推進船の、操船に不慣れだったとも考えられる。

(影響)
 新型船の3月15日からの就航を延期した。同航路では4年で4件の事故が発生し、合計9名の負傷者を出している。

船舶の事故ですが鉄道航路なので、ここには載せます。
JR西日本の事故はどうしても大きく叩かれてしまいますが、
小型のフェリーや旅客船が桟橋に衝突するのは年中行事ですし、
15分間隔の頻発航路では度数も大きくなるはず。
今回は旅客を乗せない試運転中の事故=課題析出ということで、
今回の事故は前3件と異なり、安全側に働いていると思います。
事故補償と就航延期で本件に限り海に流していいかと。

中国新聞の記事では、同期間無事故の松大汽船との差異として、
JRのフェリーは異なり3隻それぞれで操作方法が違うことや、
宮島の大鳥居付近を迂回するのに所要時間が同じことを指摘しています。
電車とディーゼルカーでは運転操作の統一を試みているのに
それと同じ会社のフェリーがバラバラというのは不思議ですが、
電気推進船が成功すればそれで統一する構想があったのかも。

>2/28・柳さん:
情報のご提供ありがとうございます。
JR西日本は、事故で他者に被害を与えた責任を取るべきですし、
4年で4件と非難をマスコミから受けるのは仕方がありませんが、
他の鉄道事故を絡めた単なる非難は問題の解決を妨げる思います。
完全平行航路があるので、JRを使わないのが一番の薬になるかと。
 

名鉄瀬戸線脱線転覆事故

 投稿者:キッコロ♪  投稿日:2006年 3月11日(土)11時49分0秒
   こんにちは。地元を走る瀬戸電で起きた脱線転覆事故のことがまだ書かれていないようでしたので、書いておきます。

(概要)
 1948年1月5日10時15分頃、名鉄瀬戸線印場〜大森間で、満員の尾張瀬戸発堀川方面ゆき急行電車(2両編成)が大森駅(現在の大森・金城学院前駅)東側にある半径160メートルのカーブに差し掛かったところ、後部のサ2241形が脱線転覆し大破。そのまま50メートルほど引きずられ、前方の電動車モ565形も転覆した。翌日の新聞によると、死者34名、負傷者104名(36名としている資料もある)。瀬戸線史上最悪の惨事となった。
(原因)
 スピードの出しすぎが原因と見られている。運悪くすし詰め状態であったことが、被害をさらに大きいものにした。
(対策、その他)
 事故現場付近などで曲線改良を実施。事故現場には地蔵が建立された。大破したサ2241は車両不足のため修繕が行なわれ、のちに名鉄渥美線で現役復帰した。後に制御車化されク2241となり、渥美線が名鉄から経営分離され豊橋鉄道となったのちもしばらく活躍を続けた。
(参考資料:山田司・鈴木裕幸『せとでん100年』中日新聞社、2005年)
 

宮島フェリー事故

 投稿者:  投稿日:2006年 2月28日(火)23時01分12秒
  一昨日(26日)の午後1時ごろ、JR西日本の宮島航路フェリーが桟橋に衝突する事故がありました。
この宮島航路では去年10月の重傷者2名を出した事故(しかも事故起こしたのにも関わらず運航を続けていた)など、4年に4件の事故が起こってます。

ここでもまた過密なダイヤによる乗組員への負担があるという話も聞きます。

JR西日本は、公共交通機関でありかつ大勢の人命を預かるものであるフェリー(或いは鉄道)を運営しているという、きちんとした自覚があるのでしょうか……?
 

伯備線保線作業員死亡事故(乗員乗客の負傷者なし)

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 2月18日(土)01時33分43秒
  (概要)
 2006年1月24日13時20分頃、鳥取県日野郡江府町武庫のJR伯備線根雨〜武庫間で、岡山発出雲市行特急「スーパーやくも9号」(381系電車6両編成、乗員乗客103名)が保線作業員4名をはねた。3名死亡、1名軽傷。

(原因)
 保線作業の見張り係員が作業員に列車の接近を伝えられなかったため。その要因は1/25昼時点で不明だが、列車の遅延で変更されたダイヤを誤認したか、約15分遅れの特急を通過したと誤認したか、下り列車の接近を上り列車の接近と誤認したか、運転指令からそのような指示を受けたという報道がある。

(対策)
 JR西日本は当分の間、線路閉鎖のない単線区間の保線作業をとりやめる。

この種の事故は何十年も前から、
鉄道現場では撲滅を叫び続け、対策を打ち続けているのですが、
全国どこかで毎年のように発生し続ける、悩ましいもの。

JR西日本では、新幹線では0〜6時の保守専用時間帯を設け、
ローカル線では毎月日中に列車を止めて旅客の輸送を放棄し、
作業員が列車と遭遇しない態勢を取ってはいるのですが、
在来線の幹線ではどちらも無理なので事故が起きてしまいます。

じゃあ安全のために列車を止めろという意見が出てきて、
最近では福知山線や羽越線がそれで無為に運休し続けたのですが、
交通死亡事故が起きたから対策を取るまで該当道路を閉鎖しろというくらい、
鉄道の交通機関としての役割や機能を無視した極論かと。
現在は国土交通の最高権力者がこのタイプなので困りものです。

事故防止策は既存の技術や施策でもワンサカと出てきます。
ただ、自動車の安全は様々なサイフから資金が出ますが、
鉄道の安全は運賃収入から資金を捻出せざるを得ず、
国有鉄道は赤字で潰され、民営鉄道は利益が出なければ潰れますから、
制度や世論として間接的に安全投資が厳しく抑制されているような。
京福の二度の事故以来、国の補助金が少々拡充されましたが、
鉄道事業者の負担の大きさを緩和するにはほど遠い現状のようです。
 

神戸電鉄の二度の脱線事故

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 2月18日(土)01時02分1秒
  神戸電鉄有馬口駅脱線事故(負傷者なし)

(概要)
 2006年1月22日12時25分頃、神戸電鉄有馬線有馬口駅構内の分岐器で、鈴蘭台車庫行回送列車(5000系電車4両編成)の先頭車と3両目が脱線した。

(原因)
 営団中目黒事故と同様の複合要因による乗り上がり脱線と推定される。報道で分岐器の老朽化が指摘された。

(対策)
 23日15時頃まで岡場・谷上間が不通。神戸電鉄は旧式の分岐器の交換を決め、それまでは時速15キロ以下の徐行運転を実施。

神戸電鉄有馬口駅再脱線事故(負傷者なし)

(概要)
 2006年2月4日0時10分頃、神戸電鉄有馬線有馬口駅構内の分岐器で、新開地発三田行列車(3000系電車4両編成・乗客約70名)の後部2両が脱線した。

(原因)
 営団中目黒事故と同様の複合要因による乗り上がり脱線と推定される。

(対策)
 谷上・岡場間と有馬口・有馬温泉間が2日間不通。該当分岐器を固定して2月6日から運転を再開。

今までも当日もなんともなかった路線や車両での脱線ということで、
事故の一報から2000年の営団中目黒事故を思い出した方も多いのでは。
徐行運転は多くの場合で運行を安全側に導きますが、
脱線要因が中目黒と同じであればむしろ危険側に導きかねず、
二回目の事故は完全に想定外であるとは言えないとも見えます。

神戸電鉄も他の中小私鉄や関西私鉄と同様、利用者がどんどん減少しており、
近年は増発で収入増を、ワンマン運転で支出減を図っているところ。
鉄道全体に言える、装置産業としての経費縮減の困難さに加え、
ここ特有の山岳鉄道と呼んでよい地形の険しさや線形の悪さもあり、
マスコミが求めるほどの潤沢な安全投資が可能な環境にはないでしょう。

少なくとも、二度の脱線や旧型分岐器を使い続けたことに関して
神戸電鉄に対してリンチ的に非難や批判を向け続けることは、
事故防止になんの役にも立たないと思います。

失敗と不正は厳密に区別しなければならないと思いますが、
鉄道への投資が抑制される社会システムの存在という点で、
2000年のハットフィールド事故との共通点を感じます。
有馬口駅のような隘路は、道路ならとっくに改良されているはず。
仮に神戸電鉄が中目黒事故の教訓を無視していないのであれば、
事故の責任や矛先は、神戸電鉄ではなく社会全体に向けて
向けられるべきなのかもしれません。

2月2日のポートライナー延伸、
同日の神戸市営地下鉄西神山手線停電全線不通、
3月18日のJR西日本減速ダイヤ改正の発表と、
ここ一か月の神戸の鉄道は震災以来の激動にさらされた感じで。
地下鉄にも政治的な経費縮減圧力があるでしょうから、
こういうタイプの都市鉄道事故は、当分の間起き続けるかも。

>1/25,2/4・ryouさん:
情報のご提供ありがとうございます。
今回の報道では「あわや大惨事」系の煽りが目立たなかったような。
2月11日付神戸新聞ニュースで、航空・鉄道事故調査委員会が、
事故要因を乗り上がり脱線と断定したそうですが、
他の案件もあるので、はたして報告書が1年でまとまるかどうか。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00048099sg200603111000.shtml

車輪の削正や分岐器の摩耗あたりで、
将来の教訓にできるような結果がまとまることを願います。

>2/5・もーくん:
コメントありがとうございます。
神戸電鉄よりもっと激しく、細いレールをきしませながら走る
ローカル私鉄など、各地にあると思います。
分岐器やレールの交換ができないから廃線などという私鉄が
今後に出現しないとも限らず、影響が懸念されます。

車輪やレールの削正は、環境対策や乗り心地向上の観点で
規模の大きい鉄道会社を中心にどんどんやれやれの雰囲気がありますが、
今回の事故原因によっては、少々の見直しが入るかもしれません。
 

掲載事故の追加

 投稿者:抹香鯨  投稿日:2006年 2月18日(土)00時46分4秒
  抹香鯨です。ご無沙汰しております。
今年に次の事故を追加しています。
・1982年1月 天王寺駅車止め衝突事故
・1994年2月 三陸鉄道脱線転覆事故
・1994年12月 一畑電鉄運転士転落事故
・2006年2月 小田急ロマンスカー飛込事故

三陸鉄道のものは羽越線事故で振り返られたので掲載。
趣味的によく振り返られる車止め衝突事故について、
大阪市営地下鉄のものも見付けましたが、
これは振り返られた記憶がないので、掲載していません。

>2/17・ryouさん:
情報のご提供ありがとうございます。
展望車の乗客には酷な飛び込み事故であっただけではなく、
展望席発売中止という残念な影響をもたらしたことで、
鉄道や小田急の趣味史に残る事故になったと思います。
 

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